定数10超、30人が立候補 激戦の紀の川市議選

支持者に政策を訴える立候補者
支持者に政策を訴える立候補者

任期満了に伴う紀の川市議選は9日、告示された。定数20に対し当初から出馬の準備を進めていた計30人が予定通り立候補し、10人超の激しい選挙戦に突入。各候補は市内を選挙カーで走り回り、有権者に支持を訴えている。

立候補したのは、現職13人、新人16人、元職1人。党派別では公明党3、共産党3、参政党1、無所属23。

公明は新人2人を含めて3議席の維持、共産は現職3議席の確保を図る。参政は初の議席獲得に向けての戦い。年齢は27歳から79歳までと幅広い世代にわたっている。

少子高齢化や人口減少を受け、移住や定住の促進、子育て支援の拡充、市の基幹産業である農業の活性化などが争点となりそうだ。

立候補届け出の受け付けは市役所であり、各候補は選挙事務所などで出陣式に臨んだ。激しい雨が降る中、候補者らは支持者を前に政策や抱負を熱弁した後、選挙カーに乗り込み、拍手で見送られて街宣活動に向かった。

投票は市内43カ所で16日午前7時から午後7時まで。一部の投票所は6時まで。期日前投票は15日まで市役所など市内5カ所で午前8時半から午後8時まで。開票は16日午後9時から市民体育館で行われる。

9月1日現在の選挙人名簿登録者数は5万213人(男2万3691人、女2万6522人)。