子どもたちの元気を応援 南海土地と今川商店が寄付

寄付目録と感謝状を手に(左から)今川常務、今川社長、宮﨑知事、南方監査役
寄付目録と感謝状を手に(左から)今川常務、今川社長、宮﨑知事、南方監査役

不動産業の南海土地㈱と関連会社の㈱今川商店(いずれも和歌山市吉田、今川幸藏社長)は9日、こども食堂の運営支援など子どもの居場所づくりのため、県の「ふるさと和歌山応援寄付金」制度を活用し、各100万円、計200万円の寄付を行った。

両社は、愛知出身の創業者が和歌山の気候や風土を気に入り、県内で事業を起こした企業で、ことしで今川商店が105年、南海土地が101年と社業は1世紀を超える。

地域貢献活動として、一昨年は県共同募金会、昨年は和歌山市に寄付をしており、今回の県への寄付は、取り引きがある紀陽銀行(同市本町、原口裕之頭取)の紹介で実現した。

贈呈式は県庁知事室で行い、両社から今川社長、今川雄貴常務、南方好子監査役が出席し、紀陽銀行の明樂泰彦専務執行役員らが同席。宮﨑泉知事が今川社長から寄付目録を受け取り、感謝状を手渡した。

今川社長は、県が推進する「こどもまんなか社会」の取り組みに共感を示し、「県が元気になるには、子どもが元気になって、充実した教育を受けることがまず第一歩だと思う」と今回の寄付に込めた願いを話した。

宮﨑知事は「子どもたちのために有効に使わせていただく」と感謝した。