おいしい玄米で元気に 和通がすみれホームに贈る

介護事業、映像制作の事業を行う㈱和通(和歌山市黒田、中田宏史代表取締役)は25日、同市松江中の公益社団法人県母子寡婦福祉連合会が運営する母子生活支援施設「和歌山すみれホーム」に玄米180㌔を寄贈した。
同社は、事業運営の一環として米作りを行っていることから「シングルマザーの方や、頑張って生活している子どもたちにおいしいお米を食べて元気になってもらいたい」との思いから玄米を贈った。
この日はクリスマス。今回の取り組みに賛同した元衆議院議員の西博義さんと、元県議会議員の中拓哉さんが、サンタクロースの衣装を着用して出席した。
同施設は、18歳未満の子どもを養育している母子家庭、または何らかの事情で離婚の届出ができない母親と子どもが一緒に利用できる施設。現在16世帯、2~15歳の子ども18人を含む34人が入所している。
中田代表取締役は、「自社の米で地域貢献として役立てることがあれば。介護事業をしていることから、働く女性、困っている女性をサポートしたいという思いがある。お米をしっかり食べていただいて子どもさんたちにすくすく成長してほしい」と話した。
寄贈した米の品種はきぬむすめで、精米して各世帯に配られるという。仲毅所長は「食料が高騰している中、生活も厳しい状態が続いている。たくさんの米を頂き、非常に助かります。入所者の方も喜ぶと思います。大変ありがとうございます」と話した。


