天守閣で迎える元旦 恒例の無料開放に2600人超

和歌山市の和歌山城で1日、元旦恒例の天守閣無料開放が午前6時から9時まで行われた。雲が多く、新年最初の朝日は雲間から時折顔を出すという空模様だったが、市のシンボルから新年を出発しようと、2656人(大人2430人、子ども226人)が訪れた。
先着1000人には「令和八年丙午(ひのえ・うま)元旦 和歌山城」の文字と徳川家の三葉葵の紋が入った記念のかわらけ(御神酒などを飲む際に使われる杯)をプレゼント。入場開始の6時前には、順番を待つ列が天守閣前広場から表坂の中ほどまで200㍍以上も延びた。
午前の最低気温は4・6度(6時55分)と比較的過ごしやすい朝となり、訪れた人々は、朝日が雲に隠れている中でも、混雑した天守閣から明るく染まっていく空や雲間から差す光を眺めていた。
ことしも一番乗りは、紀美野町出身で現在は山口市在住の会社員、北前友哉さん(27)。過去14年間、一番乗りを他に譲ったのは一度だけで、今回も大みそかの午後10時40分ごろから並び、最前列で年越し。「いつもの人たちと、いつも出会って、和歌山城で新年のあいさつをするのは気持ちがいい」と話し、「来年もまた皆とここで会えるように、元気で何事もなく過ごしたい」と笑顔を見せた。
和歌山城公園内では、大みそかの日没から夜通しライトアップ「和歌山城~光の回廊~」が行われ、訪れた市民らは、新年らしい紅白の光なども楽しんでいた。



