54年間のあゆみ紹介 紀伊風土記の丘で特別展

装飾付はそう(天理大学附属天理参考館蔵)(県立紀伊風土記の丘提供)
装飾付はそう(天理大学附属天理参考館蔵)(県立紀伊風土記の丘提供)


和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘の資料館は改修工事のため本年度末で一時休館することとなり、17日から3月1日まで、休館記念冬期特別展「紀伊風土記の丘のあゆみ」を開く。同館では「紀伊風土記の丘が地域の中で果たしてきた役割や一人ひとりの心の中にある思い出を振り返る機会としてご覧ください」としている。

同所は特別史跡岩橋千塚古墳群および県内の考古資料・民俗資料を保存し活用を図るため、1971年8月2日に開園。同市出身の松下幸之助氏の寄付を受けて建設された資料館は、改修工事を経て2028年度に新館を加えた新たな博物館として再スタートを切る。

特別展では、紀伊風土記の丘の建設前の明治・大正時代に岩橋千塚古墳群から出土したと伝わる資料を展示。明治時代に出土したと伝わる装飾付はそう(天理大学付属天理参考館蔵)は初展示となる。他に、松下が松下記念資料館建設に当たり知事に宛てた書簡や、松下記念資料館模型、新館建設前の調査による新規発見古墳出土品なども並び、54年間を振り返る。

また、開園に至った経緯、当初の構想についての知られざる秘話を紹介。これまでの調査・研究・整備・教育普及活動や、新たな博物館に向けての取り組みも紹介する。

午前9時から午後4時半(入館は4時)まで。定休日は月曜(月曜が祝日の場合は翌平日)。

入館料は一般200円、大学生100円。高校生以下、65歳以上、障害手帳のある人は無料。

会期中の2月8日午後1時半~3時半には、資料館で展示講座・展示解説があり、主任学芸員の瀬谷今日子さんが「紀伊風土記の丘建設前夜から開園、そして今日までのあゆみ」と題して話す。参加費は資料代と入館料。

同22日午後1時半からは、関連シンポジウム「過去・未来・そして地域とつながる博物館になるには」を開く。パネルディスカッション・モデレーターは増渕徹館長が務め、パネリストに元館長、元同館学芸員、元県立博物館主任学芸員を迎える。参加費は資料代と入館料。

展示講座・展示解説の参加希望者は23日午後1時から、シンポジウムは2月6日午後1時から、同館ホームページの申し込みフォームからか電話(℡073・471・6123)、窓口で申し込む。