ハリケーン被災地救援 日赤がジャマイカに医師派遣

ハリケーンにより甚大な被害を受けたジャマイカ救援のため、和歌山市小松原通の日本赤十字社和歌山医療センターは、感染症内科部長兼国際医療救援部長の古宮伸洋医師(51)を9日から現地へ派遣する。期間は2月上旬まで。
昨年10月28日にジャマイカ西部、29日にキューバ東部をハリケーン「メリッサ」が直撃。ハリケーンに伴う暴風雨により、同地域で500万人以上が影響を受け、少なくとも75人が死亡、77万人以上が避難を余儀なくされた(11月8日時点)。
インフラや建物被害が激しく、家屋や学校、医療施設などの設備が破壊され、水や食料、医療、住居の確保が急務となっている。
ジャマイカでは、今も捜索や救助活動が続き、被災地で医療活動を継続しているカナダ赤十字社から日本赤十字社に医療職員の派遣要請があった。昨年12月に同医療センターの益田充副部長が派遣され、今回、古宮医師が現地へ向かうこととなった。
7日に同センターで出発式が行われ、関係者ら50人以上が参加。山下幸孝院長は「現地の自立に必要な支援をコーディネート能力が高い古宮先生に、いつも通り立派に頑張ってほしい。健康に気を付けてもらいたい」と激励した。
現地ではデング熱、レプトスピラ症、破傷風が流行しているといい、古宮医師はカナダ赤十字社の医療チームに所属し、ジャマイカ西部モンテゴベイを拠点に地域の巡回診察の他、医療従事者の予防意識や技術を高めるため、感染症対策の指導を行う。
古宮医師は「医療施設内の感染を防ぎ、医療従事者が安心して医療を行えるよう手洗いなど基本的なことを徹底し、今後につながる活動は何かを見据えて活動する。自分の分野で貢献できれば」と意気込みを話した。


