地元の魅力おにぎりに 和歌浦小児童が具材考案

和歌山市和歌浦西の和歌浦小学校5年生21人が具材を考案したおにぎりが、同市和歌浦中の「米屋のおにぎり米丸」で18日から販売される。
地域について調べる総合学習の一環。食をテーマに学ぼうと近隣で協力してもらえる店舗を探す中で、児童から「米丸さんのおにぎりがおいしい」との声が上がった。5年生では社会科で米作りについて学ぶことから、おにぎりならコラボメニューを販売してもらえるかもしれないと考え、担任の今村文俊教諭が同店に相談。児童たちの思いを伝えると、快く引き受けてくれたという。
1学期は「お米博士になろう」をテーマに、米の歴史や栽培方法などを学習。同店に隣接する松本米穀店で精米などの仕事内容を見学し、米農家にも話を聞いた。
試作を始めたのは2学期。同店の松本美香さんに握り方を教えてもらい、児童たちは和歌浦らしいものを作りたいと試作を重ねた。提案した6種類を松本さんが試食したところ、どれも味のバランスが良く、コストも考えられていたため全ての販売が決まった。売れ行きが良いものをレギュラーメニューにするという。
販売するのは、しらすと大葉、のりを混ぜ込んだ和歌浦おにぎり▽じゃこ梅、キムチとかまぼこを合わせたキムカマ▽鮭とチーズ、大葉を混ぜ込んだ三彩おにぎり▽大葉を混ぜたおにぎりに白みそを塗って焼いたみそ葉焼き▽じゃこ高菜――の6種類。
松本さんは「子どもたちのエネルギーをもらって、頑張ろうと思えました。和歌浦はすてきなまちなので、おにぎりを通して魅力を知ってほしい」と話している。
大畑六花さんは「子どもから大人まで、もう一回食べたいと思ってもらえるような具にした。見た目も鮮やかで、メニュー名も覚えやすいと思います」、塩嵜直さんは「お米には甘さや硬さなど、いろいろな種類があると知った。コストを考えるのが少し難しかった。合わなさそうでも試してみると意外とおいしかったので楽しかった」と笑顔。今村教諭は「子どものうちから地域を盛り上げたいという思いを持てるのはすごくいい。地元のことを学ぶことで、進学や就職で離れても帰る場所があると、生まれ育ったまちへの思いを大切にしてもらえたら」と話していた。
同店は毎週水曜午前7時半~午後0時半に営業。おにぎりは18、25日、3月4、11、18、25日に種類を限定して販売する。


