部活遠征の実態把握へ バス事故受け県立校で調査

部活動の遠征について対応を話す宮﨑知事
部活動の遠征について対応を話す宮﨑知事

福島県の磐越自動車道で起きた私立北越高校(新潟市)の部活動遠征バス死傷事故を受け、宮﨑泉和歌山県知事は19日の定例記者会見で、和歌山県立学校での部活動の遠征時の移動実態について調査を進めていることを明らかにした。

県教育員会によると、県立学校の部活動での移動時は、公共交通機関の利用を原則とし、やむを得ない事情がある場合に自家用車やレンタカーの使用を認める教職員向けの内規はあるものの、ガイドラインはなく、対応は各学校や部が判断しており、保護者による送迎や民間業者への借り上げバス発注などがどの程度行われているかなど、把握できていないのが現状という。

宮﨑知事は県教委に対し、実態把握と今後の対応についての協議を要請。県教委は15日、各県立学校に従来の原則や内規を改めて通知するとともに、遠征時にどのような対応をしているか調査し、22日までの回答を求めた。また、県内各市町村教委にも通知内容を連絡した。

文部科学省と国土交通省が部活動の移動時の安全管理について通知やガイドラインを出す方針を示していることから、県教委は国の動向や実態調査の結果を基に、今後の対応を検討する方針。

宮﨑知事は「部活動を無駄に制限したくもない。安全性をもちろん考慮した上で、生徒が遠征で練習や試合ができる体制をうまく構築できればいいと思っている」と話した。