新型コロナ7人感染 変異株は4人、計17人に
和歌山県は24日、県内で新たに10~50代の男女7人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の累計感染者は1220人。3人が退院し、24日午後1時時点で41人が入院している。
県によると、居住地別の感染者は和歌山市3人、岩出保健所管内2人、御坊保健所管内1人、湯浅保健所管内1人。感染者7人のうち1人が新規感染者で、他6人はいずれも発表済み患者の濃厚接触者。全員に発熱や咽頭痛、全身倦怠感などの症状があり、現在入院中だが、いずれも症状は安定しているという。
新規感染者は、御坊保健所管内の病院に勤める、和歌山市の20代男性。22日の最終勤務日に発熱や関節筋肉痛などの症状を訴え、医療機関を受診したところ陽性が判明。県外に出ておらず、家族以外の接触はないという。すでに同居家族1人と勤務先のスタッフ44人、入院患者49人の陰性が確認されており、退院患者6人の検査を予定しているが、今のところ感染源ではないと思われる。
また、これまでの感染判明者を対象とした変異株のスクリーニング検査で、新たに4人の陽性が分かり、県内の変異株陽性者数は17人となった。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は同日の記者会見で「変異株は県外からの持ち込みと思われるが、早期の囲い込みが大切なので、接触者調査への協力をお願いしたい」と話し、「年度の変わりで人の動きが活発になっているので、今後感染者が拡大する危険性が非常に高い」と注意を呼び掛けた。