特殊詐欺の被害を防止 西署が6人に感謝状
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、和歌山西署は22日、コンビニ店や銀行、郵便局で働く6人に感謝状を贈った。
表彰を受けたのはセブン‐イレブン和歌山塩屋店の西畑春美店長(64)、紀陽銀行堀止支店の南雅之次長(=現在は高野山支店に勤務、56)、藤原一美さん(59)、和歌山西小二里郵便局の濱瑞希局員(23)、同行和歌浦支店の辻礼一(ひろかず)支店長(51)、村田王子(きみこ)さん(61)。
同署によると、6人は3~4月、各店に訪れた客の不審な言動に気付き、架空料金請求や還付金といった特殊詐欺の被害を未然に防いだという。
この日、森昇治署長は感謝状を手渡した後、「勇気ある行動によって特殊詐欺被害を未然に防げた」と感謝を伝え、「連携が県民を守るための最後の盾となるので、引き続き協力していただきたい」と呼び掛けた。
同行の辻支店長は「スムーズに連携できたことが被害の防止につながった」と安堵(あんど)し、「これまで以上に緊密に連携していきたい」と話した。
同局の濱局員の代理で出席した川合由香里局長は、「未然に防げてうれしい。少しでも怪しいと思ったら注意を徹底していきたい」と話した。
県警は3月、特殊詐欺防止専用・24時間対応のフリーダイヤル「その話ホンマに大丈夫?かけて損なし『ちょっと確認電話』」を開設し、周知を呼び掛けている。番号は「これはわなや」の語呂合わせで「0120・508・878」。