故郷の観光発信人に 歌手の原田波人さん
和歌山市観光協会は6日、新たな市観光発信人に歌手の原田波人さん(19)を委嘱した。市役所市長室で委嘱式が行われ、同協会会長の尾花正啓市長が原田さんに委嘱状と名刺を手渡した。
原田さんは同市に生まれ育ち、祖父の影響で4歳から演歌を歌い始め、2016年の「NHKのど自慢」和歌山大会でチャンピオンに輝く。19年3月に日本クラウン新人歌手オーディションで準グランプリを獲得し、ことし1月に『永遠の一秒』でデビュー。5月にはセカンドシングル『偽りのくちびる』をリリースし、日本レコード大賞新人賞獲得を目指す期待の歌手として注目されている。
原田さんは普段から自身のSNSで故郷の情報を積極的に発信し、地元の「原田波人を応援するわかやま会」から市への要望もあり、観光発信人への就任が実現した。
委嘱式で原田さんは「まだデビュー半年で大変な任を頂いた。SNSを使って、全国また全世界に和歌山の魅力を発信できるように頑張りたい」と意気込みを話した。
尾花市長は「歌で和歌山を盛り上げ、和歌山市のいい所を全国の原田波人ファンに伝えてほしい」と期待を寄せた。