感染者8万人超える 2日間で3663人

和歌山県が10、11日の2日間に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は3663人で、前週の同じ水・木曜に比べ441人増加し、県内の累計感染者数は8万人を超えた。新たなクラスター(感染者集団)の認定は5件だった。

10日の新規感染者1722人の保健所管内別内訳は、和歌山市742人、海南95人、岩出197人、橋本174人、湯浅169人、御坊70人、田辺167人、新宮108人。

11日の新規感染者1941人の保健所管内別内訳は、和歌山市901人、海南84人、岩出211人、橋本195人、湯浅132人、御坊138人、田辺213人、新宮67人。

新規クラスターの場所と感染者数は、569例目が和歌山市の病院で35人、570例目が御坊管内の特別養護老人ホームで12人、571例目は橋本管内のサービス付き高齢者向け住宅で8人、572例目は橋本管内の障害者支援施設で6人、573例目は御坊管内の高校で31人だった。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、11日時点の県全体が前日比41・3人増の1273・4人で、過去最多を更新。保健所管内別でも岩出、橋本、湯浅、御坊、田辺の5管内が過去最多となった。県内の感染者は累計8万3414人。入院者数は371人、重症者は県基準で75人、国基準で1人、肺炎患者は96人。病床使用率は68・7%、自宅などでの療養者は1万1453人。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は、盆休みに入り、人の動きが活発になっていることから、日頃会っていない人との飲食、マスクを外しての会話など感染リスクの高い行動を控えるよう求めた。