「エルトゥールル」映画化 NPO法人設立へ

 世界の平和を目指しトルコ共和国との友好を一層深めようと、 NPO法人 「エルトゥールルが世界を救う」 の設立準備を進めているソフトウェアメーカー㈱エスアールアイ(白浜町)の浦聖治代表取締役らが4日、 県庁の仁坂吉伸知事を訪れ、 同団体について報告した。

 同団体は、 明治時代に串本大島島民が、 遭難したトルコ軍艦 「エルトゥールル」 の船員を救おうと努めた史実を多くの人に伝えるため、 秋ごろから制作予定の映画 「エルトゥールル」 の興行や上映会支援などの活動をし、 両国の相互協力で世界平和機構に寄与することを目的としている。 設立は5月下旬。

 報告には、 浦代表をはじめ倫理研究所県倫理法人会の西廣真治幹事長や冨田博文普及拡大委員長、 同作品を手掛ける田中光敏監督らが出席した。

 浦代表は 「1万人、 2万人と会員を増やし、 われわれがもっとトルコのことを知ることでアジアから世界平和を実現していきたい」 と展望を語った。 仁坂知事は 「監督さんが立派だからいい作品を作ってくれるはず。 私も協力したい」 と話していた。