情熱の舞に喝采 フラメンコフェス盛況
和歌山市友田町のフラメンコアカデミア「ラ・ダンサアンダルシア」(森久美子代表)の研究生による発表会が23日、和歌山市の県民文化会館小ホールで開かれ、38人が出演。生演奏のもと、華やかな衣装で情熱的な曲や哀愁に包まれた曲などに合わせて迫力の踊りを披露し、超満員の客席を沸かせた。
「フラメンコフェスティバル~アンダルシアの夢2022」と題して開催。メンバーのほとんどがフラメンコ歴10年以上という。
森代表率いる舞踊団はフラメンコにポップスをプラスした「アレグリアス」を披露。続いて全日本フラメンココンクール優勝など数々の受賞歴を誇る屋良有子さんがゲストとして登場し、圧巻の踊りで会場から拍手喝采を浴びた。フィナーレは研究生全員でアンダルシア地方の祭り曲「セビジャーナス」を踊り、舞台を締めくくった。
フラメンコを習っている同市の田中ベロニカさん(42)は「上級者の踊りを見る機会はあまりないので、迫力があった」と笑顔。娘のみなえさん(6)は一緒に踊って舞台を楽しんでいた。
楠本尚子さん(50)は「華やかで楽しかった。群舞のまとまりがすごかった」と興奮した表情。森代表は「1年間練習して、レベルアップした踊りをたくさんの人に見てもらえて良かった。これからもクオリティーの高いフラメンコを、和歌山の人に伝えられるよう練習していきたい」と話した。