W杯サッカー目前 スポーツ伝承館で企画展
カタールで20日に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)を盛り上げようと、わかやまスポーツ伝承館(和歌山市本町、フォルテワジマ3階)は、日本代表選手のユニホームなどサッカーに関する貴重な資料約50点が見られる企画展を開いている。12月5日まで。
ユニホームは、現代表の吉田麻也選手、久保建英選手の他、海南市出身の駒野友一選手、長谷部誠選手、岡崎慎司選手ら元代表のものが並んでおり、2011年の女子W杯で優勝したなでしこジャパンのサイン入りユニホーム、宮間あや選手のサイン入りスパイク、歴代の男子日本代表監督のサイン入りボールなども見られる。
第51回全国社会人サッカー選手権大会を制したアルテリーヴォ和歌山の優勝カップやトロフィーもあり、サッカーを初めて本格的に日本に紹介し、普及に尽力した那智勝浦町出身の中村覚之助の功績を紹介するパネルも展示。シュートができる幼児用の体験コーナーも設け、子どもから大人まで楽しめる展示となっている。
同館の江川哲二館長は「サッカー界での和歌山ゆかりの人々の偉業を再認識してもらいたい」と来場を呼び掛けている。同市内に勤め、来場した中谷莉渚さん(21)は、「和歌山ゆかりの選手に日本代表がいたなんて、とても驚いた」と話していた。
入場無料。開館時間は、午前10時から午後7時(最終入館は6時半)まで。問い合わせは同館(℡073・423・2215)。