記念の除幕も たま電車ミュージアム号1周年

和歌山電鐵㈱(和歌山市伊太祈曽)で昨年12月4日にデビューした新車両「たま電車ミュージアム号」が運行開始から1年を記念して、貴志川線和歌山駅9番ホームで1日、記念ヘッドマークの除幕式が行われた。

式には、同社の小嶋光信社長と車両デザインを手掛けた水戸岡鋭治さん、ニタマが出席。同市友田町の社会福祉法人和歌山ふたば会ふたば保育園の3、4歳児の園児ら24人がお祝いに駆け付け、ネコ駅長らを描いた絵をサプライズでプレゼントした。

小嶋社長は同車両について「こんなに楽しい電車はない」と話し、1周年を迎えることについて「ありがとにゃ」とネコ駅長らの思いも代弁。「コロナ禍を吹き飛ばす楽しい時代をつくっていけるように頑張っていく」と意気込みを新たにした。

水戸岡さんは車体にデザインされた名誉永久駅長「たま」の顔を見ながら「圧倒的に美しい顔。〝ネコのヴィーナス〟」とたたえ、「これからも末永くたまが貴志川線を守ってくれる。(たま電車ミュージアム号も)大事にいつまでも使ってほしい」と話した。

小嶋社長と水戸岡さん、代表園児2人が紅白ロープを引き、水戸岡さんがデザインした記念ヘッドマークがお披露目されると、ホームが拍手に包まれた。4日からはキーホルダーなど、記念グッズの販売も始まるという。

1周年記念ヘッドマークを披露

1周年記念ヘッドマークを披露