智弁和歌山の初戦は香川・英明 選抜高校野球
18日開幕の第95回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内で行われ、出場36校の主将がくじを引き、智弁和歌山は2日目(19日)第3試合で英明(香川)との対戦が決まった。選手宣誓は高松商業(香川)の横井亮太主将が務める。
同一地区の出場校は準々決勝、同一都道府県の出場校同士は決勝まで対戦を避けるため、ブロックとゾーンの振り分けが行われた。
智弁が対戦する英明は5年ぶり3回目の出場。昨年秋の四国地区大会を制しての甲子園で、県大会を含む8試合中7試合で2点差以内の接戦を制するなど、勝負強い打撃力がある。守りでは、けがから復調した右横手投げの下村健太郎(新3年)が投手陣の軸。最速120㌔台ながら、揺れ動く球で相手打者を惑わす。
抽選会後、報道陣の取材に応じた智弁の中谷仁監督(43)は、英明について、「神宮大会を見ていて、派手さはないがチーム一丸となってみんなで戦う印象」とし、大会に向けては「目の前の相手を全力で迎えるように最善の準備をしたい」と述べた。
青山達史主将(新3年)は「相手がどこであろうと、守備からリズムをつくって、しっかり攻撃で得点するようにしたい」と意気込みを話した。