ベニバナトキワマンサク満開 玉津島神社境内で
和歌山市和歌浦中の玉津島神社の境内で、ベニバナトキワマンサクが見頃を迎えている。鮮やかな紅紫の花で、1週間ほど楽しめる。
ベニバナトキワマンサクは、国内をはじめ中国などに分布するマンサク科の常緑樹。同神社では、拝殿の南側に2008年ごろに植樹。毎年、木の全体を覆うように見事な花が咲き、春の訪れを告げる。
同神社によると、ことしは急に暖かくなった影響か、例年より1週間ほど早い開花となった。
境内には他にも、葉の先端が金魚の尻尾のように分かれたキンギョバツバキ、同神社の祭神の一柱である「衣通姫尊(そとおりひめのみこと)」にちなんだソトオリヒメザクラも咲いている。
遠北(あちきた)喜美代権禰宜(65)は「春の生命力を感じる。女性の神様を祭る神社なので、華やかに、楽しく見ていただければ」と話している。