トルコ支援へ 17日『海難1890』上映会

トルコ・シリア大地震で被災した人を支援しようと、和歌山県の串本町を舞台にした日本とトルコの合作映画『海難1890』=写真=のチャリティー上映会が17日午後5時から、和歌山市の和歌山城ホールで開かれる。

主催は、トルコ軍艦エルトゥールル号の遭難事故で串本町の人々による救出と、イラン・イラク戦争時のトルコ政府による日本人救出の逸話を広める活動を行う「NPO法人エルトゥールルが世界を救う」。

上映の前に田中光敏監督による講演もある。上映会の鑑賞料金は1000円。小・中学・高校・支援学校生は無料(保護者同伴の上)。事前申し込み不要。鑑賞料金の全額を駐日トルコ共和国大使館に寄付する。

同団体の冨田博文理事長は「これを機にトルコと日本の絆の史実について知ってもらいたいと思っている。まだ世界各地で起こっている国と国との不毛な争いをなくす一矢になってほしい」と話している。