和歌祭へ神輿の荷出し 紀州東照宮で準備
14日に和歌山市の和歌浦一帯で行われる紀州東照宮の大祭「和歌祭」に向けた荷出しが6日、同所で行われた。
和歌祭は初代紀州藩主、徳川頼宣公が父の家康公の霊を慰めるため1622年に始めた。創始400年を迎えた昨年には「和歌祭四百年式年大祭」として、和歌浦や和歌山城周辺で盛大に開催。ことしは次世代につなぐ新たな一歩となる。
この日、和歌浦地区の住民や県内の協力者らが、御神輿(おみこし)と御所神輿、女子神輿、子供神輿を荷出し。協力しながら、ひもやテープを用いて固定なども行った。御神輿は組み上げをし、当日に備えた。
神社関係者の女性は、コロナや天候の影響もあったことから、「久しぶりに和歌浦へ帰ってきたという感じ。またここでできるのがうれしい」と笑顔。
和歌祭保存会の中山豊若実行委員長(49)は「天気だけが心配。450年、500年に向けて、若い人にもお祭りを継承したい」と話した。