輸入5期ぶりマイナス 23年上半期県内貿易概況

大阪税関和歌山税関支署がまとめた2023年上半期の県内の貿易概況は、輸出が2975億円(前期比14・4%増)で4期連続のプラス、輸入は2040億円(同22・8%減)で5期ぶりのマイナス、輸出入合計は5015億円(同4・4%減)で、4期ぶりのマイナスとなった。

品目別の動向を見ると、輸出で主に増加したのは「管及び管用継手」の1224億円(伸び率97・8%)や「繊維機械」の136億円(同27・3%)、主に減少したのは「金属製品」の36億円(同マイナス73・2%)、「石油製品」の1281億円(同マイナス6・3%)など。

輸入で主に増加したのは「木製品及びコルク製品(除家具)」の56億円(同17・9%)や「合金鉄」の66億円(同12・5%)、主に減少したのは「原油及び粗油」の1430億円(同マイナス14・4%)、「有機化合物」の117億円(同マイナス56・8%)などだった。

輸出額の国・地域別構成比は、アメリカが13・3%(397億円)で最も多く、シンガポールが13・1%(391億円)、韓国が8・8%(263億円)、中国が7・9%(234億円)、オーストラリアが7・5%(224億円)と続いた。

輸入額の国・地域別構成比は、アラブ首長国連邦が44・8%(914億円)で最も多く、次いでサウジアラビアが23・3%(474億円)、オーストラリアが5・8%(118億円)、アメリカが4・4%(90億円)、韓国が4・0%(81億円)だった。