ガソリン減税訴え 国民民主・玉木代表来和

国民民主党の玉木雄一郎代表は3日、和歌山市のJR和歌山駅前で街頭演説を行い、ガソリン価格を引き下げる「トリガー条項」凍結解除による減税など、国民生活の負担軽減、賃上げに向けた党の主要政策の実現を訴えた。

玉木代表が行っている全国キャラバンの一環で、約300人が耳を傾けた。

玉木代表は、他党よりも早く、ウクライナ戦争に伴う原油価格高騰の前からガソリン減税を訴えていると強調し、自民、公明両党と協議入りしている「トリガー条項」の凍結解除に意欲を示した。

現在の補助金によるガソリン価格の引き下げについては、自民党内でパーティー券収入の一部を払い戻すキックバックにより、政治資金収支報告書には記載しない裏金をつくっていた疑惑が浮上している問題に絡め、補助金を出すことが各種団体によるパーティー券購入につながっているとし、「減税にすれば、間で金が漏れることはない。間接的に裏金対策にもなる。岸田政権にとっても正念場だ」と述べた。

演説終了後、報道陣の取材に応じた玉木代表は、次期衆院選の県内小選挙区の対応について、現状は独自候補がいないとし、参院選や統一外地方選など「各選挙の候補者擁立を積極的に行っていきたい」と話した。

 

街頭演説する玉木代表