明るい新年を 和歌浦天満宮で迎春準備
年の瀬を前に、和歌山市和歌浦西の和歌浦天満宮(小板政規宮司)では迎春準備が進められている。23日には、巫女(みこ)による破魔矢(はまや)への絵馬付けなどが行われた。
高校生、大学生、社会人10人が参加。新春には15人の巫女が参拝者を迎える。破魔矢は朱矢(しゅや)と鏑矢(かぶらや)の2種類。各500本の計1000本を用意した。巫女は青色の竜が描かれた絵馬を、梅の花やタイなどが付いた破魔矢に一つひとつ結び付けた。講習会もあり、「ようお参りでした」などの言葉遣いや身だしなみ、作法などを学んだ。
初めて巫女を務める同市井辺の大学4年生、山口璃紗さん(22)は「明るい気持ちで新年を迎えてもらえるように思いを込めて結び付けた。ふさわしい言葉遣いで参拝者を迎えたい」と笑顔。小板宮司(50)は、「暗いニュースが多いが、平穏な一年を願っている」と話した。