女性の健康の悩み解決 フェムテック展
生理、妊娠、更年期など女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決しようとする製品やサービスを紹介する「わかる!助かる!フェムテック展in和歌山市」が12日、同市中のイオンモール和歌山で始まった。14日まで。
主催は同市でのモビリティの新たな付加価値を女性目線で研究する一般社団法人ワーカルラボと㈱100(ワンダブルオー)。
フェムテックとは、フィーメイル(女性)とテクノロジー(技術)をかけあわせた造語で、女性の働き方改革などのキャリアウェルビーイングを目指すと共に、災害時の避難所生活においても有用な手段として注目されている。
「アンウエルカムな生理をウエルカムに」をキャッチコピーに月経カップを紹介している㈱murmurの高島華子CEOは、生理用ナプキンで蒸れや臭いが気になり、月経カップを50種類以上使ってみたが、自分に合うものがなく、自身で開発。医療用シリコンを使い、折り畳みやすく、取り出しやすい初心者向けのものになっているという。「直接説明しなければ伝わらないことが多い商品なので、こういう機会はうれしい」と訪れる人たちに詳しく説明している。
他にも災害時、水と洗剤を入れてもみ込むことで、下着を洗濯、乾燥できるバッグや、生地の表面を弱酸性に保ち、汗をかいても雑菌が繁殖しにくいおりもの専用パッドや、デリケートゾーンをケアする美白美容液や化粧水など11のブースが並ぶ。また、乳がんや女性の体についてのセミナーやワークショップもある。
ワーカルラボの丹野奈穂代表理事(33)は「自分も生理痛を我慢しながら勤務していたことがある。まずはこういうものがあることを知ってもらい、自分の体を整えながら働けるようになってほしい」と話している。
午前10時~午後6時(最終日は5時)。
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