車いすやAED寄贈 ソロプチミスト和歌山紀ノ川

女性の地位向上や青少年支援などに取り組む奉仕団体「国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川」(山名洋子会長)は5月29日、和歌山市加太の市立青少年国際交流センターに車いすやAED(自動対外式除細動器)などを寄贈した。

同団体は2月、コロナ禍で中断していた「チャリティー講演会&バザー」を4年ぶりに開催。本年度クラブテーマ「子どもたちと子育てママを笑顔に」に沿って、収益を女性や子どもの支援、能登半島地震の被災者支援などに役立てることにしており、今回の寄贈もその一環。

同センターは、青少年を中心に幅広い世代の合宿や文化芸術活動、国際交流などの場として2018年12月に開館。同団体はオープン記念に天体望遠鏡を寄贈して以来、6年連続で同センターへの寄贈を行い、19年からは毎年、施設内の芝生広場にハナミズキを植樹してきた。

今回は、同センターの希望を受け、車いす、収納ボックス付きのAED、木製いす付きガーデンテーブルの3点を寄贈した。

29日午後、山名会長はじめ会員6人が同センターを訪れ、山名会長が湯川純司所長に目録を手渡した。

山名会長は「ソロプチミストは『女性と子どもたちのために』をテーマに活動している。このセンターは子どもたちの成長にとても役立っており、多くの小中学生がお世話になっている。寄贈できてうれしい」と話していた。

寄贈した物品を前に国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川の皆さん

寄贈した物品を前に国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川の皆さん