市民の健康増進へ 紀の川市と大塚製薬が協定

協定書を手に飯間支店長㊧と岸本市長
協定書を手に飯間支店長㊧と岸本市長

和歌山県の紀の川市と、医薬品や食料品の製造や販売をする大塚製薬㈱関西第一支店は23日、市民の健康増進や健康寿命延伸を目的とした包括連携協定を締結した。協定締結を機に、共同で熱中症対策や生活習慣病予防をはじめとした幅広い分野で、健康に関する啓発活動などを進めるとしている。

市と同社大阪支店は2016年4月1日に災害に関する協定を結んでおり、同社が市の活性化に貢献したいと提案したことから協定の締結に至った。同社は県内で、県、白浜町、8市と協定を結んでおり、今回で全ての市との締結になった。

この日、西大井の市役所で締結式があり、岸本健市長と同社ニュートラシューティカルズ事業部関西第一支店の飯間真支店長(41)が協定書に署名した。

飯間支店長は「皆さまがウェルビーイングな人生を過ごしていく上での一助になれればと考えている」と述べた。

岸本市長は行政だけでは地域課題の解決が困難になっているとし、「連携することでさらなる市民の健康づくりの推進を図り、市民サービスの向上と地域の活性化につながることを期待している」と話した。