給食費の無償化等 海南市議会に補正予算案

あいさつする神出市長
あいさつする神出市長

海南市議会9月定例会が5日開会し、市当局は、学校給食事業や旧庁舎分室除却など、総額5284万4000円を増額する本年度一般会計補正予算案など16議案を上程した。補正後の一般会計は275億3736万8000円。

議案は、国民健康保険条例の一部を改正する条例についてや工事請負契約の締結についてなど。一般会計補正予算は、市立小中学校の給食費無償化や和歌山県消防総合大会ポンプ車の部で優勝した亀川分団の全国大会出場経費などが提出された。

神出政巳市長は冒頭のあいさつで「10月からの給食費無償化は、県補助制度に加え、同市独自の施策を実施し、県補助の対象とならない児童生徒を支援する」と報告。

同市が負担するのは市外の県立・公立・私立小中学校に通学▽食物アレルギーを有する▽不登校(教育支援センターに通室)――の児童、生徒が対象となる。

また、2日に開駅から1年を迎えた道の駅海南サクアスの1年間レジ通過者数は36万人で、売り上げは7億円にせまり、目標を大幅に上回ったと報告があった。

9月議会は27日までの23日間。10~12日に一般質問を予定している。