桂三若さん落語独演会 芸歴30周年記念で
ことし落語家生活30周年を迎えた落語家の桂三若さんの記念独演会が、16日午後6時半から和歌山県海南市日方の複合施設、海南ノビノスで開かれる。三若さんは「これまでの経験を生かし、皆さまに大いに笑っていただけるよう励みます。どうかお気楽に遊びにきてください」と話している。
三若さんと長年交流のある、同市下津町の松江照代さんが主催。独演会では三若さんの3席と、桂三語さんの1席が楽しめる。
三若さんは1994年に桂三枝(六代桂文枝)にに入門。2001年にNHK新人演芸大賞・落語部門大賞、2005年には大阪文化祭賞奨励賞を受けている。
松江さんとは17年前、大阪市の劇場「天満天神繁昌亭」で知り合った。
三若さんが落語をしながらオートバイで日本一周の旅に出るという話を松江さんが聞き「ぜひ海南市大崎へも立ち寄ってほしい」と希望したことがきっかけで交流が始まった。
三若さんは約束通り、大崎に立ち寄り宿泊、大崎公民館で落語を披露した。以来、毎年のように大崎を訪れるようになり、地元住民と親交を続けている。
今回は30周年を記念して、三若さんから各地で独演会をしたいとの依頼があり、企画された。三若さんは「おかげさまで噺家になって30周年を迎えることができました。日本一周で寄らせていただいた海南の素晴らしい自然と美しい夕焼け、そして優しい人々のことは忘れません。当日は楽しんでもらえたら」と話している。
前売り2000円、当日2500円。前売り券は予約可能。
チケット購入や問い合わせは松江さん(℡090・2288・8202)。