輸出入3期連続マイナス 24年上半期県内貿易額

(和歌山税関支署資料より)
(和歌山税関支署資料より)

大阪税関和歌山税関支署がまとめた2024年上半期の和歌山県内の貿易概況は、輸出が1594億円(前期比46・4%減)で2期連続のマイナス、輸入は627億円(同69・3%減)で3期連続のマイナス、輸出入合計は2222億円(同55・8%減)で、3期連続のマイナスとなった。

品目別の動向を見ると、輸出で主に増加したのは「ビレット及びシートバー等」の124億円(伸び率230・7%)や「精油・香料及び化粧品類」の34億円(同56・3%)、主に減少したのは「石油製品」の47億円(同マイナス96・3%)、「有機化合物」の31億円(同マイナス76・9%)など。

輸入で主に増加したのは「金属鉱及びくず」の190億円(同60・6%)や「有機化合物」の165億円(同41・1%)、主に減少した品目では、「原油及び粗油」が全減となり、「石油製品」が8億円(同マイナス95・8%)などだった。

輸出額の国・地域別構成比は、ノルウェーが12・7%(203億円)で最も多く、アメリカが11・7%(186億円)、カタールが10・5%(168億円)、ブラジルが7・6%(122億円)、オマーンが6・1%(98億円)と続いた。

輸入額の国・地域別構成比は、ブラジルが20・7%(130億円)で最も多く、次いでアメリカが15・4%(97億円)、オーストラリアが14・1%(89億円)、カナダが9・6%(60億円)、カザフスタンが7・0%(44億円)だった。