乳がんの早期発見へ 「ピンクリボンの湯」

ピンク色の湯を楽しむ常連客
ピンク色の湯を楽しむ常連客

乳がんの早期発見と早期治療を推進する10月のピンクリボン月間に合わせ、和歌山市鳴神の花山温泉薬師の湯は15日、同入浴場の湯をピンク色に染める「ピンクリボンの湯」の提供を始めた。全国の銭湯で行われている同運動「日本列島しあわせピンクバスプロジェクト」に賛同したもので、16日まで。

男湯女湯の一部浴槽に、肌の張りや艶、保湿に優れるといわれるシャクヤクやキョウニンなど6種のハーブエキス配合の入浴剤が投入されている。

15日の午前9時ごろ、女湯では常連客や宿泊客など8人ほどが湯でくつろぎ、2日間限定のピンク色の浴槽に会話が弾んだ。

同温泉を運営する花山開発㈱業務1課の山田勝司課長(62)は「多くの方にご利用いただき、広い周知になれば」、大阪市阿倍野区から訪れた奥田早苗さんは「こちらでピンクの湯は珍しいので、(啓発月間だと)気付いた。とてもしっとりして良かった」と話した。

午前8時から午後10時(最終受付は9時)まで。

問い合わせは花山温泉(℡073・471・3277)。