光の道きらめく100万球 けやき大通り点灯始まる
和歌山市のJR和歌山駅から市役所前までの夜のけやき大通りをイルミネーションで彩る「KEYAKI LIGHT PARADE by FeStA LuCe」が23日、始まった。和歌山けやき大通りイルミネーション実行委員会(古澤良祐実行委員長)が主催。LEDは昨年よりスケールアップし、100万球に。実行委によると、日本一のイルミネーションストリートになるという。初日の午後4時~8時は一部区間が歩行者天国となり、多くの人が約2㌔にわたる光の道を楽しんだ。
JR和歌山駅から約2㌔にわたる街路樹を光で照らし、冬でも楽しく歩ける通りにしようと、昨年始まったイベント。
151社の協賛企業やクラウドファンデング支援者、行政などの協力で実現した。
ことしは昨年のLED75万球から25万球を増やし、点灯させる樹木の数も278本から351本へとスケールアップした。
オープニングセレモニーと点灯式で、古澤実行委員長は「ライトパレードが皆さんの冬の思い出になり、希望の光や街の誇りになるよう祈っています」とあいさつした。
その後、カウントダウンに合わせて街路樹のイルミネーションが点灯。白と電球色の暖かい光が通りを包むと、参加者からは拍手と歓声が上がった。
セレモニーでは、ミュージカル女優の柳橋さやかさんのプロデュースで、オーディションで選ばれたキッズら65人が登場。サンタクロースやトナカイ、ドレス姿などカラフルな衣装の子どもたちが、テーマソングに合わせて元気いっぱいにダンスを披露しスタートを盛り上げた。
中学1年生と小学2年生の弟と共にダンスに参加した楠真里慧さん(15)は「明るい元気な雰囲気になるよう、妖精をイメージした服にした。全力を出せて楽しかった」と笑顔だった。
歩行者天国を子どもと歩いていた児玉善行さん(42)は「とてもきれい。光の中を歩くことができてうれしい。歩行者天国を毎年やってほしい」と話した。
点灯時間は午後5時から11時まで。来年2月28日まで実施される。