国際色豊かにフェス アートキューブ20周年
和歌山市和歌浦南の和歌の浦アート・キューブの開館20周年を記念したイベント「月1発表会」の音楽フェスティバルが22日、同施設で開かれた。国やジャンルの違う3チームが出演し、歌と演奏で会場を盛り上げた。
同施設では20周年の特別企画として、ダンスや音楽を練習する人に舞台発表の場を提供しようと、市内の高校生以下の学生と利用者を優先的に、毎月1回無料で出演できる発表会を開いている。
この日の出演者は「ACOUS(筝・尺八・ピアノ)、サマハリアフリカ(サバールドラム演奏とダンス)、和歌山大学フォークソング研究会OB・OG会(フォークソング)。
ACOUSは、同志社大学の邦楽部で共に活動した和歌山市の市川烽山さん(66)の尺八と、大阪市の三輪勉夢さん(67)の筝が、三輪さんの妻純子さん(64)が奏でるピアノと融合し、優しい音で会場を包んだ。
和歌山大学でフォークソング研究会に所属していた67~71歳の7人は、2004年から月に一度集まり学生時代のように練習している。ステージでは当時歌っていた「卒業写真」、「翼をください」など懐かしい曲を披露すると、観客も一緒に口ずさんでいた。
メンバーは「先輩、後輩の関係性が学生の頃のままで、演奏していると若くなる気がする」と笑顔。
市内で活動する西アフリカ・セネガルの伝統打楽器サバールドラムのグループ、サマハリアフリカは、軽快なリズムの歌と演奏、情熱あふれる踊りで観客を魅了した。
次回の月1発表会は12月15日にダンスフェスが開かれる。