災害に備え可搬電源 和歌山東南RCが寄贈

寄贈したポータブル電源とソーラーパネルの前で尾花市長(右から4人目)と赤在会長(同5人目)ら和歌山東南RCの皆さん
寄贈したポータブル電源とソーラーパネルの前で尾花市長(右から4人目)と赤在会長(同5人目)ら和歌山東南RCの皆さん

和歌山東南ロータリークラブ(RC、赤在依美会長)は、和歌山市にポータブル電源とソーラーパネルのセット4組を寄贈した。災害時の避難所運営などに役立てるもので、市役所で11月28日、寄贈の受け入れ式が行われた。

同RCの社会奉仕活動の一環。寄贈されたポータブル電源は、ソーラーパネルによる太陽光発電で蓄電し、廃棄ガスを排出せず、作動音も静かな設計となっている。災害時にライフラインの復旧に時間を要し、避難所で電気の使用が求められる際などに活躍が期待される。

受け入れ式では、赤在会長が尾花正啓市長に目録を手渡し、尾花市長は赤在会長に感謝状を手渡した。式に使用したモニターの電力は、寄贈されたポータブル電源から給電した。

赤在会長は「災害への備えはますます重要になっている。災害時だけでなく、普段の防災訓練から活用してもらい、避難所の円滑な運営などに役立ててほしい」と述べ、尾花市長は「電気は生活を支えている。強力な電源を寄贈していただいたのは非常にありがたい。大規模災害に備えてしっかり備えていきたい」と感謝した。