白ヘビの絵馬奉納 海南大成校舎が野上八幡宮に

奉納した絵馬と美術部員ら
奉納した絵馬と美術部員ら

和歌山県紀美野町にある海南高校大成校舎の美術部員12人は、来年の干支(えと)「巳」(み)にちなみ、ヘビを描いた特大絵馬を制作。16日に同町の野上八幡宮(薮洋平宮司)に奉納した。

奉納は27年目。絵馬は縦180㌢、横270㌢。約3週間をかけて完成させ、「開運招福」の文字とともに赤色の背景に白いヘビなどを描いた。ヘビが今にも飛び出してくるような立体感を表現するため、色の明暗を意識したという。

原画を担当した3年生の吉田理人さん(18)は「一番最初に白ヘビに目がいって、そのかわいさやかっこよさを感じてもらえるとうれしい」と笑顔を見せた。

3年生の前中洋輝部長(17)は「この絵馬を目的に多くの人が神社に訪れてほしい」とし、「来年は大学生になる。去年とは心機一転、勉強やサークル活動など、新しいことに挑戦していきたい」と抱負を語った。

薮宮司は「子どもたちが地域のためを思って協力してくれてありがたい。これを機に地域が盛り上がってくれるとうれしい」と話した。