社会人の強豪に学ぶ　日本生命が小学生に野球教室

社会人野球の強豪、日本生命野球部による「ニッセイ野球教室」が１９日、和歌山市有家の和歌山東公園市民球場で開かれ、小学生約１２０人が参加。侍ジャパンＵ―２３日本代表やドラフト候補、社会人ベストナイン受賞者などの一流選手から直接指導を受けた。

将来を担う子どもたちにスポーツへの理解を深めてもらい、その楽しさを存分に感じてもらおうと、日本生命保険相互会社和歌山支社（加賀伸正支社長）が主催した。

開会あいさつでは加賀支社長が「野球教室でたくさん学んでいただき、この中から将来、ドジャースの大谷翔平選手のように、世界で活躍する選手がたくさん育つことを期待しています」と子どもたちを鼓舞した。

教室で子どもたちは、同社野球部の選手から丁寧なアドバイスを受けたり、分からないことを質問したりしながら、キャッチボールやノック、バッティングなどの練習をした。バッティング練習を終えた子どもは、「こつをつかんだ」などと笑顔だった。

さらに那賀高校出身で侍ジャパンＵ―２３日本代表、最速１５１㌔を誇る谷脇弘起投手によるピッチング披露もあり、子どもたちは「ばか速い」「これは打てやん」などと驚きを見せていた。

抽選会もあり、プロ野球史上５５人目となる通算２０００本安打を達成した中日ドラゴンズの大島洋平選手ら同部ＯＢのサイン色紙やサインボールなどが景品として贈られた。

東海南少年野球クラブの中堅手・玉城志衣太さん（１０）は「選手がかっこよかった」と話し、「すごい速い球を見て、もっと練習してあのくらい投げられるようになりたくなった」と目を輝かせていた。