踊りでみんなを元気に 女性サロンで催し

100歳音頭でにぎやかに盛り上げるメンバー
100歳音頭でにぎやかに盛り上げるメンバー

踊りで元気を届けたいと、日本舞踊の名取で教室を開き、レクダンス「ハッピー会」の代表を務める和歌山県岩出市の石田洋子さん(84)は、高齢者施設などを訪れ、仲間と共にショーを行い、見る人を楽しませている。

2月28日には同市の根来地区公民館で開かれている女性サロンの利用者に踊りを披露した。

同サロンは地域の高齢者が家に引きこもることをなくそうと、約10年前から活動。70~80代の20人が月に1度集まり、脳トレや体操、盆踊りやクリスマス会などのレクリエーションを行い、交流している。

今回は同サロンを運営するメンバーの﨑山夫佐子さん(72)が「同世代で元気に踊っている人がいることを知ってもらい、一緒に盛り上がりたい」と、石田さんに声をかけた。

今回出演したのは、日本舞踊、レクダンス、銭太鼓を楽しむ16人。

レクダンスのメンバーが舟木一夫の「高校三年生」、北島三郎「まつり」などの曲に合わせ、カラフルな衣装を着て笑顔で軽快に踊ると、利用者は手拍子を送って一緒に口ずさんでいた。

石田さんと磯間千代子さんは日舞を披露。最後は利用者も一緒に長寿の応援歌「100歳音頭」で盛り上げ、全員が笑顔になり、ショーを締めくくった。

石田さんは「皆さんのすぐ近くで顔を見ながら踊れて楽しかった。皆さんの喜ぶ顔にこちらも元気をもらえた。今後もいろいろな所で踊りを披露し、みんなを元気にしたい」と話していた。

根来女性サロンは毎月1回第4金曜日午後1時半~3時半に開催。問い合わせは同市社会福祉協議会(℡0736・63・3246)。