最優秀に木村さんら 第7回防災川柳表彰式

表彰を受けた皆さん
表彰を受けた皆さん

一般社団法人防災用品研究所(和歌山市秋月)が公募していた「第7回防災川柳」の表彰式が15日、同市の和歌山商工会議所で行われ、一般の部の最優秀賞句1句、優秀句1句、秀句5句、小学生の部の最優秀賞句1句、優秀句2句、秀句5句が発表された。

ことしは、全国から一般の部756句、小学生の部215句、計971句の応募があり、15句が入賞した。

式で同研究所の島英雄代表理事が「川柳を作る時に防災のことを特に意識して考えると思う。その防災への気持ちがとても大切」とあいさつ。 

出席した入賞者9人に表彰状が贈られ、副賞としてリコージャパン㈱の360度カメラや、エフエム和歌山のバナナ防災ラジオ、QUOカード、小学生にはニンテンドープリペイドカードなどが贈られた。

一般の部の最優秀句に選ばれたのは、同市の福島智基さん(45)の「防災も意識しないと忘災に」。福島さんは、同会議所の青年部の会員。防災活動を行う中で「忘災という言葉を学んだ。災害から日がたつことで災害への意識を忘れてしまわないよう」と話した。

小学生の部の最優秀句は、市立有功東小4年の木村駿己さんの「防災にやりすぎなんてことはない」。木村さんは「夏に南海トラフ地震の臨時情報が発表された時に、家族で防災の電池や食料、水などの準備をしました。その時のことを思い出して川柳を作りました。選ばれるとは思っていなかったのですごくうれしい」と笑顔で話した。

その他の本紙エリアの入賞者は次の皆さん。

【一般の部】〈優秀句〉乙井房子(和歌山市)〈秀句〉廣瀬憲太(海南市)

【小学生の部】〈優秀句〉谷田優太(有功東小4)▽永野心美(西脇小4年)〈秀句〉榎渚月(有功東小4)▽大松士紋(西脇小4年)▽森﨑柚葉(有功東小4)▽山中都嵩(楠見西3年)