本間氏が立候補表明 参院選和歌山選挙区

参院選への立候補を表明する本間氏
参院選への立候補を表明する本間氏

今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)に6日、元総務省職員の本間奈々氏(56)がNHK党公認で立候補を表明した。

本間氏は東京都出身、早稲田大学法学部卒。旧自治省(現総務省)職員、愛知県春日井市副市長などを歴任し、現在は政治団体代表。2021年の衆院選旧和歌山3区、22年の知事選にも出馬、いずれも落選しており、県内での選挙挑戦は3回目となる。

県庁内で記者会見した本間氏は、「物価や米価が高騰する中、政権与党には減税する意思が全くない。減税を訴える勢力の一つとして立候補する」と述べた他、「日本はあまりにも移民を入れ過ぎており、労働環境の悪化、秩序の破壊に加担している」などと主張した。

参院選和歌山選挙区にはこれまでに、参政党新人で訪問看護会社役員の林元政子氏(51)、立憲民主党新人でコンサルティング会社経営の村上賀厚氏(65)、無所属新人で不動産会社経営の末吉亜矢氏(54)、自民新人で元衆院議員秘書の二階伸康氏(47)、無所属新人で前有田市長の望月良男氏(53)、日本維新の会新人で県議の浦平美博氏(53)も立候補を表明。立憲と維新による候補者調整の課題などもあり、選挙戦の構図はまだ固まっていない。