リフォーム詐欺に注意 屋根工事業組合など啓発

警察と共に注意を呼びかける協会関係者
警察と共に注意を呼びかける協会関係者

屋根の点検商法など、悪質な訪問販売業者によるリフォーム詐欺を防ごうと、8月8日の「屋根の日」、和歌山県屋根工事業協会と県警は合同で、和歌山市のJR和歌山駅前で啓発活動を行った。

屋根の点検商法など悪質な訪問販売業者による詐欺被害が全国的に増加しており、同協会が県警に相談。両者が初めて連携し啓発活動を行うことになった。

この日は、協会関係者10人と県警・東署の警察官9人が参加。午前10時半から駅前で詐欺への注意を呼びかけ、通行人らに同協会の電話番号を記載したウェットティッシュや防犯に関する資料などを手渡していった。

県警本部の生活安全企画課犯罪抑止総合対策室長の岡山貴美憲警視は「全国的に被害が増えていることを県民に訴えることはとても重要。しかし、警察だけでは限界がある。今後も協会と連携していきたい。自分だけで考えず、少しでも怪しいと思ったら周りの人や警察に相談してほしい」と呼びかけた。

同協会の馬場利幸理事長は「このような協会があることをPRしていきたい。知名度が上がってくれば相談もしやすくなり、リフォーム詐欺の被害に遭う人が減るのでは」と話した。