思考の言語化が大切 WIB女性例会で中窪さん講話

女性経営者らが経営について学び交流するWIB(和歌山イノベーションベース)の「第2回woman定期例会」が8日、和歌山市八番丁のパークビズWAKAYAMAで開かれ、ハイブリット起業家でSNSプロデューサーの中窪利衣さん=和歌山=が講話し、参加者は学びを深めた。
和歌山ゆかりの経営者らでつくるWIBは、成長企業の創業者らと県内の起業家、学生の交流の場をつくるなどし、和歌山の起業家の支援と地域活性化を目指して活動している。
woman定期例会は、ビジネスに挑戦する女性たちが実践的な経営を学ぶとともに、交流の場所をつくろうと開催され、今回は女性経営者ら30人が参加した。
中窪さんはインスタグラムをはじめとしたSNSコンサルティング事業で活躍中。多数の団体企業のセミナーで講師を務め、アカウントの運用、仕組み化などを行う。
講演で中窪さんは、女性は物事の細分化や可視化が苦手だといい「頭の中に描くことや考えを言語化することが大切」だと伝えた。
「誰のため、何のため、なぜ私が」を軸に適切に言葉で説明できることや、目標を決めて設計図を書き、さらに細分化して戦略的に考えていくことを勧め「ビジネスはお客さまの問題解決である。常に学び続け、知識を増やしていくことが大切」と話した。
講演を聞いた40代の女性カメラマンは「ずっと頭の中がふわふわしっぱなしだったので、講演は心に響いた。自分がやらないといけないことが明確に分かった。さっそく言語化して細分化していきたい」と話した。
次回の例会は2月を予定している。