つながりの輪広げよう 三田地区で三つわ祭り盛況

和歌山市の三田地区恒例の祭り「三つわ祭り」が13日、和田のつわぶき授産工場東側駐車場で開かれ、施設の利用者や大勢の住民らが交流を深めた。
障害者や福祉施設への理解を深めることなどを目的に、同地区連合自治会、同地区社会福祉協議会、社会福祉法人つわぶき会が「三つのわ」を結束して開催。34回目を迎えた。
開会式で、山本牧(おさむ)大会会長(三田地区連合自治会会長)は、「連合自治会はこれからも連携を密にし、障害のある方々の自立促進・社会参加のお役に立てるよう、最大限のご協力をお約束します」、岩橋正悟実行委員長(社会福祉法人つわぶき会理事長)は長年にわたる地域の支援と理解に感謝し「今後も地域の皆さま方とのつながりの輪を大切にし、交流を深めていければ」とあいさつ。来賓の尾花正啓市長も祝辞の言葉を贈った。
祭りには、和歌山信愛大学の学生がボランティアで参加。施設利用者や地域住民による15のアトラクションがあり、つわぶき授産工場で働くメンバーはトーンチャイムと歌を発表。手話を取り入れ、「上を向いて歩こう」を届けた。ことしは初めてダンスのステージがあり、幼児から大人までが所属するダンスチーム「パペットクラブ」は、かわいらしいキッズダンスや迫力のパフォーマンスで盛り上げた。
その他、エヴァオリエンタルダンススタジオのベリーダンス、豪華景品が当たる抽選会もあり、訪れた人は夜まで露店やステージを楽しんだ。