祭り会場を美しく JTが市民参加型の清掃活動

拾ったごみをブースに持ち帰り分別
拾ったごみをブースに持ち帰り分別

日本たばこ産業(JT)和歌山支社(和歌山市太田、米倉健支社長)は2日、「おどるんや」の会場となった和歌山市の和歌山城の砂の丸広場で「ひろえば街が好きになる運動」を実施し、来場者に会場のごみ拾いへの協力を呼びかけた。

ごみを拾う体験を通じて、捨てない気持ちを育もうとJTが2004年から全国各地で展開する市民参加型の清掃活動。県内ではこれまで23回実施し、8795人が参加している。

この日、砂の丸広場にはキッチンカーなどのグルメブースが並んだ。大勢の人でにぎわう中、参加者はトングとごみ袋、軍手を受け取り、飲食で出たごみなどを拾った。

踊り子や親子連れでの参加も多く、拾ったごみは、自ら燃えるごみやペットボトルなどに分別。記念品として特製のマフラータオルを受け取った。

踊り子として祭りに参加していた女の子はペットボトルを拾い「来てくれた人に気持ちよく楽しんでもらいたいから、会場はきれいな方がいいと思う」と笑顔。米倉支社長は「落ちているごみは少なく、皆さんマナー意識が高いのを感じます。拾うことを通じて何らかの気づきを得たり、ご自身のまちを大切に思う気持ちにつながったりすればうれしいです」と話していた。

踊り子たちも清掃に参加
踊り子たちも清掃に参加