地元野菜で健康・長生き 6年ぶりのフェスタ盛況

野菜のカービング体験も
野菜のカービング体験も

野菜の魅力を発信するイベント「野菜フェスタ in WaKaYaMa」が9日、和歌山市七番丁の県立医大薬学部(伏虎キャンパス)で開かれ、家族連れらでにぎわった。

県産の野菜摂取率の向上、健康寿命の延伸などを目的に、食や健康に関わる有志でつくる「野菜でげんき・和歌山」応援隊(代表世話人=南條輝志男・和歌山ろうさい病院院長)が主催。2011年からコロナ禍前の19年まで毎年開き、6年ぶりの開催となった。10回目となる今回のテーマは「人生100年 だからこそ LoVe(Local Vegetable:地元野菜)」。

医師や大学教授、料理研究家らによる講演会、さまざまなイベントを通じて野菜の力をアピールした。

会場ではJAわかやま紀の里地域本部、県立医大薬学部、和歌山ろうさい病院、和歌山大学、和歌山信愛短大、紀北農芸高校などがブース出展。簡単に推定野菜摂取量を見える化するチェック、地元で採れた新鮮野菜の販売、企業や飲食店による試食、野菜を花などの形に飾り切りするカービング体験、幼稚園児による絵画の展示などが行われた。

食育に力を入れる紀の川市からは、同市で採れたカボチャやニンジン、冬瓜などと果物を使ったジャムの販売・試食もあり、野菜が苦手な子どもにもスイーツ感覚で栄養補給できることをPR。その他、野菜にちなんだクイズラリーもあり、来場者は楽しみながら野菜の大切さを学んだ。

スタンプラリーに参加した市内の小学2年生の男の子は「ブロッコリーは蕾がなる野菜だと初めて知った。トマトが苦手だけど、健康で長生きしたいから頑張って食べようと思う」と話していた。