共生社会の実現に向け 紀の国チャレンジド表彰

受賞者の皆さんと宮﨑知事(前列左)
受賞者の皆さんと宮﨑知事(前列左)

障害を克服し、生き生きとした社会生活を送る人をたたえる「紀の国チャレンジド賞」と障害がある人の社会生活を支える人に贈る「紀の国チャレンジド・サポート感謝状」の授与式が9日、和歌山市小松原通の県庁正庁で行われ、宮﨑泉知事が受賞者に表彰状を手渡した。

障害者の自立と社会参加の促進、ノーマライゼーション社会の実現を図ろうと2003年度から実施している。今回は障害を克服し、自立更生の成果が顕著な「自立更生者賞」、地域福祉の向上に著しく貢献した「更生援護功労者部門」、障害のある配偶者や子の自立と社会参加を支援する「ファミリーサポート功労者部門」、ホームヘルパーとして他の模範となる「優良ホームヘルパー部門」で表彰があった。

宮﨑知事は「県では全ての県民が人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向けて取り組み、さまざまな障害福祉の施策を推進している。皆さまには今後ともお力添えを賜りたい」と述べた。受賞者を代表して井口義範さんが「それぞれの活動が評価され、うれしく思います。これからもチャレンジ精神を持ち、多くの人に夢と希望を与えられるよう頑張りたい」とあいさつした。

受賞者は次の皆さん。

【紀の国チャレンジド賞】〈自立更生者賞〉井口義範▽中谷倫也

【紀の国チャレンジド・サポート感謝状】〈更生援護功労者部門〉坂井勉▽吉本清子▽川口弘▽もくれんの会小瀬敬代会長▽中尾昭代

〈ファミリーサポート功労者部門〉畠中良介▽中谷昌美▽山本智敏

〈優良ホームヘルパー部門〉川崎純子