一年の汚れきれいに 南北が天守閣ボランティア清掃

ビルの清掃業務や設備保全などのメンテナンス業務を行う和歌山市関戸の㈱南北(樫畑友洋社長)は10日、和歌山城天守閣でボランティア清掃を行った。
同社による清掃活動は2022年度から始まり、4回目。公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団が指定管理者となり、天守閣の管理運営を行っているが、同社が無償で清掃を行うことで、その余剰金を天守閣の床の修繕費に充ててほしいという樫畑社長の思いから実施している。毎年少しずつ、和歌山城の床の修繕が進められているという。
この日は約20人の社員が参加し、持参した清掃用具で高所のすす払い、床の清掃・ワックスがけ、壁や窓、展示ケースの拭き掃除を行った。
清掃に参加した同社業務部の田村昂教主任は「和歌山城は小学生の頃から社会見学などで訪れたことがある。そんな施設を今度は自分たちが掃除してきれいなお城を皆さんに見てもらいたい。貢献できてうれしいです」と話した。
道場健太業務部長は「市のシンボルでもある和歌山城の清掃業務を担当させていただくことを誇りに思います。来年は大河ドラマなどで来場者が増えるという話もあり、きれいな和歌山城に来てもらいたい」と話していた。


