城ホールに憩いのベンチ 和歌山東南RCが寄贈

和歌山東南ロータリークラブ(RC、小林一三会長)は24日、和歌山城ホール(和歌山市七番丁)に紀州材の木製ベンチ3台を寄贈し、同ホールで受け入れと市からの感謝状贈呈式が行われた。
同RCの社会奉仕活動と設立55周年記念事業の一環。同RCの手拝誓哉社会奉仕委員長は「イルミネーションや和歌山城が美しく見えるけやき大通りで、高齢者や観光客が座って休んでもらえるようにしたかった」と寄贈に込めた思いを話す。
ベンチは長さ4㍍、12㌢角のヒノキの紀州材で作られ、和歌山城天守閣を望む同ホール屋上に設置。同RCはさらに、けやき大通り沿いに設置するベンチ7台を県に寄贈し、合わせて10台、約200万円相当の社会貢献となっている。
受け入れ式では、小林会長が尾花正啓市長に目録を、尾花市長が小林会長に感謝状を手渡した。
小林会長は「木のぬくもりを感じながら、お年寄りから子どもまで、どんな人も気軽に腰を下ろしてもらいたい」とあいさつし、尾花市長は「屋上は和歌山城天守閣が一番いい角度で見える場所。多くの市民、観光客がベンチから名城を見て、和歌山の魅力を味わってほしい」と期待を話した。


