夏はレクイエム 第九合唱団が練習開始
県第九合唱団 (山本光子団長) の 「夏の大合唱」 コンサートに向けて、 結団式と第1回練習会が24日、 和歌山市のあいあいセンターで開かれた。 今回の演奏曲目はモーツアルトの 「レクイエム」。 3月末まで団員を募集しており、 参加を呼び掛けている。
「夏の大合唱」 はことしで13回目。 7月7日午後3時からリニューアルした県民文化会館大ホールで開かれ、 藤岡幸夫さん指揮、 関西フィルハーモニー管弦楽団と共演する。
モーツアルトの遺作 「レクイエム」 への挑戦は、 同合唱団として3年ぶり。 前回は和歌山大空襲から65周年の節目に企画され、 今回は 「もう一度歌いたい」 との団員らの希望を受け、 東日本大震災や紀伊半島大水害の被災地への祈りを込めて演奏する。
結団式には10代から80代の約50人が参加し、 和やかな雰囲気の中で声を出し、 初めての練習を楽しんでいた。
山本団長 (73) は 「災害の傷が癒えていない皆さんにエールを送りたい気持ちです。 合唱の魅力をいっぱいに感じながら、 みんなの心が和むようなコンサートにしたいと思います」 と話している。
練習は毎週金曜日と月1回日・火曜日に行い、 5月には合宿も予定している。 会場は主に和歌山市岡山丁の児童女性会館。 入団や見学の問い合わせは同合唱団 (和歌山音楽愛好会フォルテ事務局内、 ℡073・422・4225) へ。