海南高の岩橋君に最優秀賞 県人権啓発ポスター

 本年度県人権啓発ポスターコンテスト高校生の部で、 県立海南高校1年生の岩橋元気君 (15) の作品が最優秀賞に選ばれた。

 岩橋君の作品は 「どんな人でも仲良くしようよ」 というコンセプトで描いた。 本を読んでいる時にアイデアが浮かんだといい、 「飛び出す絵本」 のように立体感のある力作になっている。

 シェフ、 自動車整備士、 学生など10種類以上の職業のキャラクターが登場し、 それぞれが手を結んだり、 肩を組むなどして、 差別のない明るい社会を表現している。 絵を描くのが昔から好きで、 将来の夢はイラストレーター。 岩橋君は 「受賞を聞いてめっちゃうれしかった。 来年もまた描きたい」 と話していた。

 同コンテストは、 県人権啓発センターが県民一人ひとりに人権についてもっと考えてもらおうと、 県内の小中学生を対象に毎年実施。 ことしは計6927点、 小学生の部5256点、 中学生の部1582点、 高校生の部89点の応募があった。 各部の最優秀作品は、 「人権を考える強調月間」 などで、 啓発ポスターとして県内全域で掲示される。

 また、 小学生の部は紀の川市立池田小学校3年生の水間心君、 中学生の部は岩出市立岩出中学校3年生の高浦莉奈さんが最優秀賞に選ばれた。
岩橋君
岩橋君