紀の川市が1位返り咲き 県広報コンク
県内市町村の広報紙を審査する「第13回県広報コンクール」(県広報協会主催)広報紙の部で、紀の川市の「広報紀の川6月号」が9市中1位に選ばれた。同部での1位獲得は3年ぶり。
コンクールは、広報技術の向上を目的に平成15年度から実施。市町村が昨年発行・発表した広報紙と掲載写真の中から任意の月号を募り、広報紙(市部・町村部)、一枚写真、組写真の各部門で審査。広報紙の部には市部9点、町村部21点、一枚写真の部には20点(区分なし)、組写真の部には9点(同)の応募があった。
「広報紀の川」を制作しているのは、広報広聴課3年目の津田具幸次長(55)、1年目の伊藤眞輝課長補佐(45)、10年目の佐野妃芙美係長(39)、3年目の亀若真人係長(36)の4人。同市は平成19年以降、7年連続で1位を獲得。26年、27年はともに2位と、毎年高評価を得ている。
制作に当たっては、普段から地域性を考え、地域全体を紹介することを心掛けているという。
6月号では介護予防について特集。市が展開するリハビリや体操、「つどい場」などを紹介し、読者に「一歩外に踏み出してもらいたい」という思いを込めて明るい記事に仕上げた。
大きく見出しに「あっでぇ、元気でええわいてぇ!」と和歌山弁を織り交ぜ、親しみやすさも演出。審査では興味をそそるキーワードやデザイン性、まとまりの高さなどが評価された。
組み写真の部でも2年連続となる1位を獲得。6月号を担当した佐野係長は「歴代の担当者さんが築いてくれた土台があったからこその1位。これからも上位を目指して頑張りたい」と話していた。
10日には、同市西大井の打田生涯学習センターで表彰式がある。各部門の1位は日本広報協会が実施する平成28年全国広報コンクールに応募する。
各部門の結果は次の通り。
【広報紙の部】〔市部〕①紀の川市「広報紀の川6月号」②橋本市「広報はしもと8月号」〔町村部〕①広川町「広報ひろがわ11月号」②串本町「広報くしもと12月号」③美浜町「広報みはま9月号」④印南町「広報いなみ10月号」
【写真の部】〔一枚写真の部〕①岩出市「広報いわで9月号」②橋本市「広報はしもと8月号」③串本町「広報くしもと3月号」〔組み写真の部〕①紀の川市「広報紀の川12月号」②広川町「広報ひろがわ7月号」