高校生の求人拡大要請 県など経済4団体に
来春の高校卒業予定者の求人と採用枠の拡大を求めて、県教育委員会などは28日、県内の経済4団体に対し、要請文を手渡した。
要請は和歌山市のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で行われ、要請側は県教委と県、和歌山労働局の3者から6人、受け取り側は県商工会議所連合会、県商工会連合会、県経営者協会、県中小企業団体中央会の4団体から4人が出席した。
要請側の宮下和己県教育長は「企業と地域の未来を担う若い人材の確保、県内で就職したい生徒の希望を実現するため、先例にとらわれることなく求人を出してほしい」と述べ、要請文を県商工会議所連合会の野田寛芳常任幹事らに手渡した。
その後、県高校進路指導研究会の三角雅彦会長も交えて会議が行われ、宮下教育長、中原正裕和歌山労働局長らが高校生の就職状況や合同説明会などの支援活動について報告し、経済団体側と意見交換した。
高校卒業予定者の採用は、9月5日から求人紹介、選考は16日以降に始まる。